第22回 「1ヶ月」が「4ヶ月」に。税金の還付で考えたこと

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今回は、最近実際に経験した、少し納得できない話を書いてみたいと思います。

税金の還付についてです。

弊社は前期の11月に中間納付をしていました。

今期、その一部が還付されることは分かっていました。

ところが、その手続きがなかなか進みません。

「1ヶ月くらいで還付されます」

6月中旬、税務署から連絡がありました。

更正の請求の手続きが必要なので、税務署へ来てほしいとのこと。

税務署へ出向き、担当者の説明を受けながら手続きをしました。

その時、

「1ヶ月くらいで還付されると思います。」

との説明を受けました。

それなら7月中旬くらいかな、と考えていました。

ところが、その約1ヶ月後。

今度は別の担当者から連絡がありました。

「前回の手続きに誤りがあったので、もう一度来てください。」

正直、「えっ?」と思いました。

再び税務署へ行き、前回の更正の請求を取り消して、新たに手続きをやり直しました。

そして今回も、

「1ヶ月くらいで還付されます。」

との説明。

それなら、遅くとも8月のお盆過ぎくらいには入金されるだろう。

そう認識していました。

ところが、8月末になっても入金されない

8月末になっても、還付金は入ってきません。

さすがに気になり、税務署へ確認の電話をしました。

すると、

「まだ更正の請求の決裁が終わっていないので、分かりません。」

という回答でした。

さらに、福岡のセンターへ問い合わせてほしいと言われました。

そこで今度は福岡のセンターへ電話。

そこで言われたのが、

「10月中になると思います。」

という話でした。

6月に「1ヶ月くらい」と聞いていたものが、結果的には10月。

約4ヶ月です。

しかも、なぜそこまで時間がかかるのかを尋ねても、

「手続き上……」

という説明だけ。

どうも腑に落ちません。

経営者にとって「3ヶ月」は短くない

税務署にとっては、数ある手続きの一つなのかもしれません。

しかし、会社を経営している側にとって、お金が入ってくる時期は非常に重要です。

特に中小企業にとって、資金繰りは会社の生命線です。

「7月に入る」

「8月に入る」

「10月になる」

この違いは決して小さくありません。

入金予定が3ヶ月ずれれば、資金計画そのものが変わることだってあります。

もちろん、税務署にも決められた手続きや事情があるのでしょう。

適正な審査が必要なことも理解できます。

しかし、最初に「1ヶ月くらい」と説明されたものが、結果として何ヶ月も遅れるのであれば、

「なぜ遅れるのか」

くらいは、納税者が納得できるように説明してほしいと思います。

税金を納めるときと、返してもらうとき

税金には納付期限があります。

期限までに納めるのは当然です。

経営者である以上、それは守らなければなりません。

だからこそ、今回ふと思いました。

「納める側には期限がある。では、返す側の時間はどう考えられているのだろう?」

もちろん制度上のルールはあるのでしょう。

しかし、一経営者としては、どうしても釈然としないものが残ります。

結局、税務署から「10月になります」と言われれば、こちらは待つしかありません。

何とも言えない無力感があります。

今回の出来事で改めて感じたのは、

中小企業は、入ってくる予定のお金を当てにしすぎてはいけない。

ということです。

売掛金もそう。

補助金もそう。

そして税金の還付金もそうです。

「入るはず」ではなく、

「実際に入金されるまでは、自分のお金ではない。」

少し腹立たしい経験ではありましたが、経営者としては、これも一つの教訓なのかもしれません。